11/7(木)東京電力は福島第一原子力発電所2号機での燃料デブリの試験的取り出し作業を完了したと公表した。
2011年の原発事故以降、原子炉から燃料デブリを取り出すのは初めてで、この燃料デブリは今後、茨城県の施設で成分や構造の分析などが進められる。今回取り出した燃料デブリは大きさ5ミリ程度で重さは3グラム以下とみられている。
原子炉の中で溶け落ちた燃料デブリの総量は1号機から3号機まででおよそ880トンあり、この大量の燃料デブリの取り出しは「廃炉最大の難関」とされ東京電力はまず試験的に少量を取り出すことを目指していた。取り出しの計画は着手までに3年も遅れ、今年9月に作業が始まってからもロボットの接続順を間違えるミスやカメラの不具合などトラブルが続き度々遅れていた。
福島県に住んでいる身としてはミスやトラブル続きで本当に40年程度で完了するのか疑問に思う。まあ燃料デブリの取り出しに成功し一歩進んだとは思うが、まだまだこれから長い作業が待っていると考えると先は長いと思ってしまう。現場作業員には安全に作業をしてもらいたい。